水素とはどんなものか?

水素は生命の根源

水素は宇宙で最も豊富にある元素で、宇宙の質量の71%を占め、総量数では全原子の 90% 以上を占めています。その大きさも元素の中で最も小さく、0.1ナノメートル(百億分の1)というものです。また、DNA=遺伝子の本体に必要不可欠な元素です。私たちの体内には、酸素、炭素に次いで三番目に存在度が大きい元素でもあります。

水素は1766年にイギリスの科学者・物理学者ヘンリー・キャヴェンディッシュによって、燃える空気として発見され、1783年アントワーヌ・ラヴォアジエ(フランス・近代化学の父)によって命名されて以来、約200年の間余り注目されることはありませんでした。

その後、飛行船、気球などで利用されましたが、ヒンデンブルク号の事故で、ネガティブなイメージを人々に与えました。

最近の研究では、爆発の原因は水素ガスにあるのではなく、飛行船本体の布に落雷などがあったためとされているようです。

 

水素の再認識

近年では、新しい燃料として脚光を浴びBMW、トヨタ、ホンダ等の自動車メーカーが水素エンジンの実用化に向けた開発を進めています。一方、水素水は健康増進に有効な「健康の水」として注目され、その医療応用への研究が広がっています。

パナソニック電工株式会社と九州大学大学院薬学研究院では、水素を含んだ水をあらかじめ飲用することにより、活性酸素が原因で起こると考えられているパーキンソン病等の脳神経疾患の予防と治療に有用である可能性を検証しました。

2009年9月29日
水素を含んだ水の脳神経疾患(パーキンソン病モデル)に対する飲用効果を検証
http://panasonic-denko.co.jp/corp/news/0909/0909-15.htm 

 

水素の発生方法について

水素を発生させるには、大きく分けて4つの方法があります。

1. 水(ミネラルウォーター)に水素ガスを加える

2. 水を電気分解して還元水を作る

3. 水に金属マグネシウムを反応させる

4. サプリメントで体内に取り込む


 

これらの方法はいずれも水の中に水素が溶け込んでおりますので、水素が入った直後に飲用すれば、体内に溶け込みます。